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糖尿病と医科歯科連携について

  • 執筆者の写真: Seiki Mikasaki
    Seiki Mikasaki
  • 2023年11月22日
  • 読了時間: 3分

歯周病と糖尿病について説明します 


1型糖尿病と2型糖尿病は、糖尿病の二つの主要な形態ですが、それぞれ原因、発症メカニズム、治療法が異なります。


1型糖尿病


  1. 原因と発症機序:

    • 自己免疫反応によって、体が誤って膵臓のインスリン産生細胞(β細胞)を攻撃し破壊する。

    • 結果的に、体が十分なインスリンを産生できなくなります。

  2. 年齢と発症:

    • 通常、幼少期や若年層で発症することが多いが、任意の年齢で発症することもあります。

  3. 治療:

    • 患者は外部からインスリンを投与する必要があります

    • 食事管理と運動も重要ですが、インスリン治療が主体です。

  4. リスク要因:

    • 遺伝的要因や環境要因が組み合わさって発症すると考えられていますが、明確な予防法はまだ確立されていません。


2型糖尿病


  1. 原因と発症機序:

    • インスリン抵抗性とインスリン分泌不足により発症します。

    • 体がインスリンに反応しなくなり、膵臓が十分なインスリンを産生できなくなる。

  2. 年齢と発症:

    • 主に成人に発症しますが、肥満の増加に伴い若年層での発症も増加しています。

  3. 治療:

    • 食事療法、運動療法、口から摂る血糖降下薬が主な治療方法です。

    • 病状が進行すると、インスリン治療が必要になることもあります。

  4. リスク要因:

    • 生活習慣(運動不足、不健康な食事)、肥満、遺伝的要因などが影響します。


共通点と違い


  • 共通点:

    • どちらのタイプも血糖値のコントロールが必要です。

  • 違い:

    • 発症の原因、年齢層、治療法において異なります。

 

歯周病治療を行った方はしない人に比べ、糖尿病の状態の目安となるヘモグロビンA1C数値が0.4%減少します。 


歯周病、糖尿病は相互に関係しあいます。

糖尿病の方は歯周病発生率が2.6倍になります。

う蝕も2倍のリスクとなります。


口腔乾燥、粘膜疾患も起こしやすくなる可能性があります。


また血糖コントロールにより低血糖を起こす可能性もあり、歯科クリニックで糖尿病手帳などの共有をさせて頂き、適切な歯周病メンテナンス中の体調管理の必要もあります。


ブラッシングは奥歯の清掃の徹底が大切です。唾液腺マッサージも唾液量を減少させないために必要です。


食事はよくかむことが血糖コントロールにも大切です。ナッツや野菜スティックなど歯ごたえのあるものがお勧めです。メンテナンス感覚はひと月に一回がお勧めです。


インプラント周囲炎発症のリスクを減らすためのプラーフコントロールも必要です。


糖尿疲手帳を活用し、医科歯科での連携が大切です。当院では糖尿病の方の歯周病治療、継続的な歯周病資料を行っています。口腔環境にあった口腔清掃の方法や生活習慣指導も歯科医師と歯科衛生士が行います。お気軽にご相談ください。


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